母が教えてくれたこと

あらすじ

恋人と別れ、仕事もイマイチなNY在住のコメディライターが、余命わずかな母親のため故郷へ戻る。家族の前では平静を装ってはいるものの、内心はボロボロで…。

ゲイ的見どころ

脚本家志望のデヴィットは、母ががんになったことをきっかけに実家にもどります。 デヴィットは数年前に家族にカミングアウトしています。 家族は受け入れてくれました。 しかし父親だけは否定はしないものの、そのことには触れずにデヴィットと接してきました。 デヴィットはポールと付き合っていましたが最近別れてしまいました。 母には心配をかけたくなかったので、そのことは秘密にしています。 デヴィットが出演しているショーを見に行くため、家族全員でデヴィットの住んでいる街にやってきます。 ショーを見終わった後デヴィットの家に家族で行くことになりましたが、父はだけは拒否しました。 父を残し部屋に入ると別れたポールが出迎えてくれます。 実は母に心配かけまいと、関係は順調であるとアピールをするためです。 その後実家に帰ってきてデヴィットは、友人に紹介された出会い系アプリで知り合った男性と飲みに行きます。 しかしそれ以上の進展はありません。 テレビの脚本を応募しましたが、不採用になってしまいます。 何もかもがうまくいきません。 ある日家族で教会に行きますが、突然デヴィットは黙って教会を抜け出します。 その後を父が追います。 父は慰めるため「ポールを夕食に招待したらどうだろう。」といいます。 その発言をきっかけに全ての不満を父親にぶちまけます。 「ポールとは別れた。いまさら何なんだよ。」 母のがんをきっかけに家族との関係が少しずつ進展していく物語です。

監督出演

監督: クリス・ケリー

出演: ジェシー・プレモンス, モリー・シャノン, ブラッドリー・ウィットフォード, モード・アパトー, マディセン・ベイティ, ジョン・アーリー, ザック・ウッズ, ポール・ドゥーリイ, ジューン・スキッブ

レビュー

●アメリカの作品だけど、邦画感の強い一作。 淡々と日々を描いている中で、家族との関係性が変化したり、抑えていた感情を吐き出したりする姿はとても現実味があると思った。 物腰が柔らかく温厚な主人公が感情的になるところは特に印象的。 家族だけど分かりあえないこと、家族だから分かりあえることがあるなぁと感じた。
●母の闘病と長男を取り巻く家族の話 愛する人が衰退していく姿生々しい… 近年のジェシープレモンスのダサくて少し不気味な面影ある演技に肉付きがつき始めた感じ。
●末期癌の母親、息子の生きづらさ、息子の生き方に理解のない父親。 笑いのセンスが苦手だった。
●ドラマ Breaking Badで初めて観たときから、地味顔にも関わらず印象に残る不思議な役者、ジェシー・プレモンスが出てたのが鑑賞動機。 全然系統は違うしアクの強さは半分くらいなんだけど、演技力や存在感、にじみ出る知性からフィリップ・シーモア・ホフマンと脳内グループが同じなのは、体型もあるかも。ただフィリップは都会系、ジェシーは農村系。得意な役は違いそう。 いずれにしても、この先もすごく楽しみな役者さんです。頼むから長生きしてくれ。 同じくドラマですが、シリコンバレーで神経極細なマジメ広報役を演じてる、ザック・ウッズも出てます。この人もコメディからシリアスなものまで幅広いですね。 男らしくてしっかりしている本作の役もはまっています。 「教えてくれたこと」といえば、少し前に観た「ヴィンセントが教えてくれたこと」。テーマも内容も違いすぎるはずなのに、本作にもどこかホンワカした印象を勝手に期待。 実際は、大切な家族との別れとその準備、その傍らにあるマイノリティとしての苦悩と、ずっとくすぶっていた問題への半ば強制的な対峙と成長、というかなり重めの内容でした。 テーマもあって暗いのは当たり前なんだけど、病状や心情の描写が丁寧でリアル。 じっくりと静かに進んでいく流れが観ていてつらくもあったけど、先に逝く人、残る人がそのまま等身大で、ところどころ共感できるいい作品でした。 前述のジェシー・プレモンスとザック・ウッズをはじめ、母ジョアン役のモリー・シャノンの演技が印象に残ります。父ノーマン役のブラッドリー・ウィットフォードも地味ながら存在感あります。 家族をつなぎ止めているハブになるような役割の人って、やっぱりどこの家庭にもいると思います。子どもが成長していくにしたがって、その存在って重要性が一層増していくと思うけど、旅立ちは誰に対しても平等にやってくる。 自身の経験からいえば、両親のどちらかが先に逝ったとき、はじめて、子ども目線ではパーフェクトに見えていた両親の関係性の中に互いに頼っていたところが見えてくる。支えを失うことで、露見する弱さとも言えるかも。 結局そこで新たなハブ(支え)になるのは、子どもなんですよね。 別れは新しい始まりでもある、そういう希望的なメッセージも感じました。 悲しい話だからオススメできるかといえば、ちょっと難しいかなあ。 近い体験をした人にはキツいかも。カタルシス感じるってよりは再体験になりそう。 どっちかと言えば、家族の絆をテーマにした等身大の人間を描いた作品を観たい方におすすめしたいです。 自分はゲイではないけど、ジェシー・プレモンス演じるデヴィッド役にすごく共感できる部分がありました。
●がんを患う母に寄り添うデイヴィッドの一年。隣り合わせの生と死は恐怖であり人生の尊さを物語る。 原題と全然違う邦題に引っ張られてしまって、期待しすぎたかも、と思っていたけど、気付いたらぼろぼろ泣いてた。   数年前にゲイだとカミングアウトしたデイヴィッドは母のために地元に帰ってきたものの、家族に受け入れられていないような疎外感を感じる。それに加えて、死に近づいていく母の心配。 足踏み状態の自分の人生がわからなくなり、デイヴィッドは悶々と悩む。 変化がないようで、でもちゃんと前に進む最後に温かい涙がこぼれた。 パニックになって自分の探しているものがわからなくなるけど、ちゃんと向き合えば対応できるのだと、スーパーでデイヴィッドがパニックになっていたシーンは最後への伏線かなと思った。 優しさがじんわり滲みる良い作品だった。 原題のOther Peopleの意味は自己解釈だけど、ゲイブ(だったっけ?)が言っていた「大変なのは君だけじゃない(他の人もだ)」ってことなのかな? 主演のひと、ブラックスキャンダルでジョニーの手下やってた人だった。良い演技するなあ。
●末期癌の母親とカミングアウトした長男と 悲しみとシュールな笑いが絶妙にいい具合に混ぜこぜで 彼の友人の弟がまたイイ具合に弾けてて演技(?)上手すぎ 追記 最近マットデイモンよりよくお見かけするジェシープレモンス氏 フォロワーさんレビューで知ったキルスティンダンストさんの旦那様だったという事、、、
●母の病気を軸にしながら、家族、生死、LGBT等さら〜りと描かれてて人生流れてる感じが良かった家族大切にしよう。
●木だったり妹だったり、死後「見守ってるよ」じゃなくて、「そばにいるよ」っていう考え方すてきだな。

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