ムーンライト

あらすじ

マイアミの貧困地区に暮らすゲイの黒人少年が、自分の居場所を模索しながら、思春期を経て大人へと成長していく姿を繊細に描き、批評家に絶賛された感動作。

ゲイ的見どころ

幼少時代シャロンは幼い頃からよくいじめられています。 母親は麻薬中毒者で、家にいつも男を連れ込んでいたためシャロンは寂しい思いをしています。 今日も数人の少年たちに追いかけられ、空き家に隠れていじめっ子たちが去っていくのを待っていました。 その時、麻薬売人のフアンが彼を見つけ連れ出してくれました。 これをキッカケに仲良くなり、時々遊びに連れ出してくれました。 シャロンにはケヴィンという特別な友人がいます。 ケヴィンはいつもシャロンのことを気にかけてくれる親友です。 幼い頃のシャロンは、まだ自分がゲイであることをはっきりと認めることができません。 フアンはゲイであることを誇りに思うようにすすめます。 ある日シャロンは母親に麻薬を売っていたのが、フアンであることに気づいてしまいます。 フアンがそれを認めたことで、シャロンは彼の元を去りました。 青年時代のシャロンもゲイであることを理由に、クラスでいじめの対象になっています。 学校外でも途中でクラスメイトに遭遇してしまったので、隠れるように逃げ仕方なく終電まで駅のホームで過ごしました。 そして駅が閉まるとビーチに移動しました。 月明かりに照らされた海辺の浜辺に座っていると、偶然ケヴィンと出会います。 2人はしばらく一緒に話をしていましたが、やがてどちらからも良い雰囲気になりキスをし、そして慰め合いました。 成人したシャロンは、幼い頃とはまるで別人のように体を鍛え上げ、麻薬の売人として成り上がっていきました。 ある日、ケヴィンからの電話がかかってきます。 シャロンは幼い頃の気持ちを胸に、ケヴィンが働いているレストランを訪れます。 この作品は、アカデミー賞8部門でノミネートを受け作品賞など受賞しています。 ラ・ラ・ランドと競っていました。 助演男優賞を受賞したのはフアン役のアシュトン・サンダース。 シャロン役のアレックス・ヒバート(幼少時代)、アシュトン・サンダース(青年時代)、トレヴァンテ・ローズ(成人)と4人揃って、カルバン・クラインの2017年春夏アンダーウェアキャンペーンの広告に起用されました。 そしてそのセクシーなバキバキな体を披露しています。 監督のバリー・ジェンキンスと、脚本のタレル・アルヴィン・マクレイニーの経験した実話が織り込まれています。 両者とも貧困街区で育ち、母親は麻薬中毒者でエイズにもなっています。 内気なシャロンの幼少期は、タレル・アルヴィン・マクレイニーそのものだそうです。

監督出演

監督: バリー・ジェンキンス

出演: ジャレル・ジェローム, アンドレ・ホランド, アレックス・ヒバート, ナオミ・ハリス, マハーシャラ・アリ, ジャネール・モネイ, ジェイデン・パイナー, トレヴァンテ・ローズ, アシュトン・サンダース, マハーシャラ・アリ

レビュー

●黒人で内向的でゲイで、そんなマイノリティな出自から生き抜くため、進んでマッチョにならざるを得なかった主人公の境遇に、マイノリティならではの生きづらさや閉塞感をより一層感じてならなかった。
●映画を観ることでしか見られない生活、学べない環境、入り込めない感情を強く感じたものだった おそらくこの先何十年生きてもどんな国を旅してもどこに住んでどんな経験をしても、彼らの体験や心の奥底に抱えてるものは一生理解できないんだろうな。そのことが寂しくも悲しくも感じた。 けど一つでも多く知っていくことはきっとこれからもできるから、そういう違いがこの地球には無数にあるということは分かっていたいと思った。 演技上手すぎて役者が三部で変わるのに自然だった。
●端的かつあまり派手じゃない作品。 黒人差別問題、バイ・セクシャルやゲイの性差別。多方面の主観的な価値観の異なるこの作品。自然と自分が遠くから意識してこの作品を見ていた。切なさと何か歯がゆい尊さを感じれた。しかしちゃんとした実感や答えを見つけられなかった。 それが私にとってこの差別問題に、元々どれだけ理解がなかったのか思い知らされた。
●大好きなブラピが設立したPLAN Bが2度目のアカデミー賞作品賞を受賞したやつで黒人問題を扱った作品。階級差別だと思いますが、自分がそうじゃないからといって、相手を虐げるなんてどうだろうと思う。「カラーパープル」とかでもそうだけど、階級差別だけじゃなく、差別は結局何も生まない、本当に嫌な思いが残るだけ。だけど、差別は無くならないかもしれない。色々なことを思わせてくれる映画です。
●美味しいご飯が食べれたり、親から愛を感じたり、学校に行かせてもらえたり、自分がとても恵まれている環境で育ったと実感する内容だった。深い映画。
●アカデミー賞受賞作品だが、非常に淡々とした地味な映画だった。主人公に感情移入するとひたすら切ない。しかし、いまいち面白みに欠ける印象。
●子どもの頃って生きていくこれからの人生においてとても重要な時間だと思い知らされた。

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